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CRAとしての働き方

CRAとして仕事をする場合、製薬会社かCROに勤務する必要がありますが、
それには大きく分けて「製薬会社の社員」「CROの社員」「派遣会社の社員」になるという3つの形態があります。
どの社員になっても業務内容に違いはありませんが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

「製薬会社のCRA社員」の場合

製薬企業などのCRAは、自社製品の開発に携わることができる為、高いモチベーションを保つことができます。
ただし、製薬会社の社員になるには、新卒もしくは中途採用という方法が考えられますが、人件費などの問題から製薬企業も通年採用を控える傾向にあり新卒、中途どちらも極めて難関であるといえます。

「CROのCRA社員」の場合

CROの形態としては、具体的に「受託型」と「派遣型」の2つのパターンに分かれます。
現在のCRO業界は、一部の企業だけは受託と派遣の両方を事業化していますが、大半が「受託型」が占め、「派遣型」は僅かです。
また、もともと受託型のCROが、受託数やCRA数に応じて、余ったCRAを製薬会社に派遣していることもあります。

受託型CRO

製薬企業からCROが開発業務を受託し、CRO内のメンバーが中心となって開発業務を行っていく形態です。
様々な製薬企業から様々な内容の試験を受託する事になるので、幅広い試験に関わる事が可能になります。
ただし、受託型の場合「製薬企業」と「医療施設」の間に挟まれる事になるので、情報のやり取りの流れが複雑になる分、管理が難しいという面もあるようです。

派遣型CRO

各製薬企業に対して派遣され、製薬企業の開発部門と協力し業務を行っていく形態です。
受託型CROより派遣型CROのほうがCRAとしての業務がやりやすいとの声も多く、プロジェクトの終了に伴い派遣先を変わることで、いろいろな領域の試験にかかわる機会があり、様々な製薬企業での勤務経験を積むことができるのが特徴です。
また、メーカーの中には、コストがかかり、治験途中でコントロールしにくい受託型よりも、派遣型を好む会社も増えています。
一方、派遣先が変わることにより社風や業務の方法などの違いに戸惑うこともあり、製薬会社によって扱う薬の領域が偏っている場合もあるため、ある分野の知識は収集できても、その他の分野については学ぶ機会が少なくなるという可能性もあります。

「派遣会社のCRA社員」の場合

主に派遣型CROと同じですが、製薬企業のCRAとして製薬企業の立場で活動ができ、派遣契約先を変わることでいろいろな領域の試験にかかわる機会があり、様々な製薬企業での勤務経験を積むことができる形態です。
また、そうした経験に加え、それぞれの製薬会社の特徴なども知ることができ、未経験でもキャリアを積むことができるのが大きいメリットといえます。
一方で、一般派遣社員の場合は派遣が終了すると雇用契約が切れるため、次の派遣先が決まるまで無給になるということが起こりえますが、最近では派遣会社が正社員として雇い入れる「特定派遣」というケースも増えてきています。(派遣型CROと同じ形態)

  雇用形態 就業場所 事業内容 メリット デメリット
CRO 受託型 正社員 自社内 同じ ・様々な製薬企業から様々な内容の試験を受託するため、幅広い試験に関わる事ができる
・プロジェクトリーダークラスになれば高額報酬
「製薬企業」と「医療施設」の間に挟まれる事になるため、情報のやり取りの流れが複雑になる分、管理が難しくなる
派遣型 正社員 製薬会社 ・様々な製薬企業での勤務経験が積めるのでスキルアップが望める
・製薬企業のCRAとして製薬企業の立場で活動ができる
・同じ製薬会社に長期勤務することが難しい(概ね3年)
・派遣先が変わることにより社風や業務の方法などの違いに戸惑うことがある
派遣会社 一般派遣(派遣社員) 製薬会社 派遣型CROと同じ ・派遣型CROと同じ
・一般派遣社員の場合、派遣終了後に次の派遣先が決まるまで無給になってしまうため雇用が不安定である
特定派遣(正社員) 製薬会社 派遣型CROと同じ 派遣型CROと同じ

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